あれはきっと夢だった。

きのうの夜は夢だったのかもしれない。 朝日の差し込むベッドの中で、隣で寝息をたてる君のマヌケな横顔を眺めながら、働かないあたまでぼんやりと考える。 現実逃避をしてみても、身体にまわる君の腕の温かさと重みが、たしかにここは現実だと突きつけてき…